新型コロナウイルス【環境のただしい消毒法と消毒液の種類】

環境の消毒清掃感染症・医療情報

新型コロナウイルスの対策をしたいのにアルコール消毒液が売り切れている!

 

どうやって新型コロナウイルスの消毒をすればいいかわからない!

 

信用できないフェイク情報が流れている!

 

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現在、いろいろな問題が起きていて混乱してしまいますよね。

 

先日、私の元にも『お湯をつかった新型コロナウイルス対策のチェーンメール』が届き、目ん玉がとびでました(笑)。ニュースにもなっていたのでご存じの方も居るかと思います。

 

その内容はとある医師が発信したというLINEメッセージで、お湯を飲むことで新型コロナウイルス予防が出来る…というもの。

 

 

そんなバカな!(笑)

 

まぁ、それだけで感染予防できるくらい簡単であってほしい…という欲望はありますけどね。

 

こんなこともあり、【正しい情報を発信したい!混乱してほしくない!】と書き始めた新型コロナウイルス感染対策関連の記事。

 

 

今回は【新型コロナウイルス感染対策:環境の消毒】についてお話します。

 

 

物資が不足している現在なので、【推奨されている方法とは違う消毒法】も視野に入れてお話します。

 

是非参考にしていただければと思います。

新型コロナウイルスに推奨されている消毒液:アルコール消毒液

手指の消毒

手指の消毒にはアルコール消毒液

新型コロナウイルスには【アルコール系消毒液】が有効です。

 

 

アルコール系消毒液には数種類あり、人の手指や環境にも使えて便利な消毒液です。

 

 

アルコール系消毒液の種類と作用

アルコール系消毒液と呼ばれる消毒液にはいくつか種類があります。

 

1.80%エタノール

 

2.70%イソプロパノール

 

3.20%イソプロパノール添加60%エタノール

 

※濃度は目安(商品により前後することがあります)

 

 

上のいずれのアルコール系消毒液も、病原体に作用する方法(病原体を殺す・弱らせる方法)は同じです。

 

 

・病原体のもつタンパク質を変性させる

タンパク質を違う形にさせる→病原菌を働かなくさせる

 

・病原体の代謝障害をおこす

病原体の代謝を阻害して殺す

 

・病原体を溶菌させる

脂の膜で覆われた細菌の脂を溶かすことで、菌を壊す→殺す

 

 

アルコール系消毒液が有効な微生物(ウイルスや細菌など)

・新型コロナウイルスをはじめとするエンベロープを持つウイルス

新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、HIVウイルス、肝炎ウイルス、風疹ウイルスなど

 

・芽胞などを持たない一般細菌

大腸菌、ブドウ球菌、緑膿菌など

 

結核菌

細菌の一種だが脂の膜でおおわれていて一般細菌とは違った特徴を持つ

 

糸状・酵母様真菌

カビのこと

 

エンベロープ:ウイルスを構成する膜の名称。脂質成分でできているので、アルコール消毒液が効きやすい
アルコール消毒液上に示した微生物には有効ですが、効かない微生物もあります。
例えば、【芽胞細菌】や【ノンエンベロープのウイルス】には効きません。
芽胞細菌:バシラス属・クロストリジウム属に属す芽胞を作ることができる細菌(※芽胞とは細菌を守るための物質の名前)

ノンエンベロープウイルス:エンベロープを持たないウイルスのこと。この種類のウイルスはアルコール消毒液が効きづらい。

ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルス、アデノウイルスなど胃腸炎を起こすウイルスが多い

 

アルコール消毒液が使える対象物

手指、皮膚(粘膜を除く)、金属、非金属にアルコール消毒液を使用できます。

 

使用を禁止する場合:傷がある皮膚、粘膜、手荒れのひどい手指など

 

 

合成ゴム製品、合成樹脂製品、高額器具、鏡器具、塗装物などは変質するものがあります。

 

 

また、消毒するものによって変色する場合があるので、取り扱い説明書に沿って使用するようにしましょう。

 

アルコール消毒液使用時の注意点

引火性があるので火を近づけないこと。
揮発性があるので容器は密閉すること。
・体液などの有機物が存在すると阻害されて消毒が無効になるので、消毒する前にあらかじめ取り除くこと。
発疹などの過敏症状皮膚への刺激症状が出る場合は使用しないこと。

アルコール消毒液の使用方法

①手指消毒方法

アルコール手指消毒方法の記事はこちら

 

②環境の消毒方法

清潔なキッチンペーパーや布などにアルコール消毒液を含ませて拭き掃除をする(1日1回の消毒が望ましい)。※明らかな汚れがある場合は取り除き、乾いた状態でアルコール消毒をすること!

 

環境の消毒対象になる場所は、人がよく触る場所・必然的に触る場所・感染者の身の回りにあるものなどです。

詳しい消毒対象場所はこちらの記事へ

 

アルコール消毒液は使える場所と使えない場所があるので、あらかじめ【消毒対象物の取扱説明書】や【アルコール消毒液の取扱説明書】を読むようにしてください。

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